2020/11/3 土風炉
今日は昼間に池袋で人と会う約束がありました。
その約束を終えて午後から自由時間、久しぶりの一人で歩く池袋。行きたいお店もあちこちあるわけで。
池袋駅の西口側と東口側を行ったり来たり、家電量販店を覗いたり酒屋を覗いたりしていたら、いい感じに歩数を重ねて足も疲れてきました。
ここらで休憩がてら、お店の下見でもしましょうかね、とお邪魔したのが「土風炉 池袋東口店」。
「土風炉」と「鳥元」を擁するラムラ系列は、大規模居酒屋チェーンの中では確度高く満足出来るので好きです。予約無しで使える単品飲み放題も充実しており、2,000円出さないで2時間日本酒を十数種類いただけるので、とても有り難い。
あとフリーWi-Fiが結構ちゃんとしているので、執筆にも具合がいいのです。
ということで2時間1,200円のスタンダード飲み放題に500円足して、プレミアム飲み放題にしてからの澤乃井 純米大辛口。
やはり安定してキリリと辛く、抜けのいい淡麗さ。外さないですね。
お通しはつみれのすまし汁。へぇ、こういうのをお通しで出してきますか。出汁の味が非常に良く、つみれのねっとり感もいい塩梅。これ好きだわー。
ラムラ系列の飲み放題で満足度高いのが、和らぎ水の大切さをちゃんと理解していること。
ここは一杯目はグラスで出し、二杯目以降はボトルで出して空いたグラスに注ぐ形式です。
ボトルは他に使ったり捨てたり出来ないようにテプラでマーク済み。かわいい。グラスの大きさと視覚的に、このボトル一本で750mlかな。
ポテトフライ海苔塩味。居酒屋さんでたまに見かける、お客さんにシャカシャカして味をまぶしてもらう方式。
他にケチャップもあったけど、そっちは普通に皿に盛られてケチャップ添えられて出るんでしょうね。
揚げたてアツアツ、油もまだ切れきってなくて、紙袋に油がしみてる。こういうところが「この店ちゃんと作ってるなー」ってのが分かって好きよ。
炙り厚揚げ。絹ごし豆腐で中トロットロ、外は炙られてカリッカリ、もう対比が完璧すぎて満足度凄まじい。
土風炉さんは別店舗だと作りたての豆腐を出してくれる時間があって、その豆腐がすごく美味しかったのを覚えている。
今度ちゃんとディナーの時間に来ようかなー、このお店。
二杯目はラムラ系列のオリジナル日本酒、逆さ月 純米吟醸。
基本的にはコシヒカリ「雪ほたか」を使っているそうだが、時期によって酒米は変わるそうな。
ちょっとひねた香りもあって入りは行きづらいのだけど、口に一度含むと絹のような舌触り。アルコール感ほとんどなくて、嫌味なくて驚く。
黒龍 吟醸 いっちょらい。これが飲み放題に入ってくるかー、それだけでもここの店の価値が高まる。
香りは華やかでフルーティ、味わいは軽妙でありつつもしっとりと美味い。いいですねー。
板わさ。あ、刻みわさびを添えて出してくるんですね。きゅうりの上に盛ってくるのがなかなかおしゃれ。
そしてこの刻みわさびが随分辛い。すごく鼻に抜けてくる辛さです。これは少量でいいわ……
かまぼこそのものも味が濃くむっちりした味わい。わさびが無くてもお酒のアテになります。
四杯目は写楽 純米大吟醸。酒米は明らかにされていないけど、メロン系の香りを感じる、甘味もスッキリしながら青臭さを出す……なんだろう、雄町系?全く嫌味なく飲めるのが流石である。
五杯目、これがラストです。鳳凰美田 劔 純米辛口。
鳳凰美田らしい強い香りは抑えめで、そこまでくんっと香ってくることはないながらも、含み香は豊かで味わいが深い。それでいて味のキレがよくまさに淡麗。しゅっと抜けていきます。
こういう、安めのグレードでもちゃんとらしさを出しつつ、旨く飲ませてくれるのが鳳凰美田のいいところですよねぇ。
これでお酒も料理もラストオーダー。これで終いとなります。
いい下見が出来ました。よきよき。
ということで今日はこの辺で。